2015年02月17日

 向田邦子さんの 「う」 の引き出し

おいしいもんを作ることも表現することも上手だった向田邦子さん。
「う」のひきだしには「うまいもの」の情報がたくさん詰まっていました。
後に、レシピ本も出版され、もちろん買いました。
さつまいものレモン煮やトマトの青じそサラダは、
何度も作って食べました。

向田邦子さんが亡くなられてから、その作品にふれファンに
なったのですが、それまでから脚本を書かれていたことも知らずに
それが向田さんの作品であると知ったのも、その後、のことでした。

妹の和子さんが営んでおられた『 ままや 』にも行きました。
大阪から、ぜがひでもトマトの青ジソサラダを食べてみたい。
ほんまに私が作る味と同じなんだろうか?
さつまいものレモン煮もどれぐらいの甘さなんだろう?

東京に着き、いろいろな所へ行き、翌日の夕方に念願のお店に。
席に着いたときには、すっかり舞い上がってしまい、
美味しかったことだけはしっかり覚えておりますが、
雰囲気に酔ってしまってもおりました。
和子さんにもお会いでき、お店に来ているスーツ姿の男性も
皆さん仕事が出来る素敵な方に見えました。
まさにミーハーそのものでした。

大阪の友人と行き、東京の友人と合流し3人で飲み交わした
あのひとときは、本当に至福の時間でした。
レジで和子さんと少しだけお話しでき、
「ままや」のマッチもいただけたことが何とも嬉しかったです。
そのマッチは1本も使わず、今も大切に持っています。

「う」のひきだしならぬ、思い出箱にしまいこんでおります。
以前、引っ越しをしたときに、何気にあけた段ボールの中から、
そのマッチがでてまいりました。
おお、懐かしい! 夫に自慢したものです。

おいしいもんをサッと作って、スッと出せた昭和の作家が
作りだしたドラマの世界や、日常を描いたエッセイの大ファンは、
私だけではありません。
今も、何年に一度ブームが巻き起こります。
嬉しくもあり、切なくもある、複雑な気持ちになります。


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posted by チャオ at 00:57| Comment(0) | 向田邦子さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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